ブログ訪問者のためにリンクは設置したいものの、リンクジュースは渡したくない場合ってありますよね。
例えばSNSのホームページやRSSフィードへのリンク等は、検索エンジンに認識して貰う必要はありません。
リンクジュースのコントロールと言えばnofollow属性ですが、リンクにnofollowを付けるとリンク先にリンクジュースは渡さないものの、せっかくのリンクジュースが消滅してしまいます。
これって勿体ないですよね^^
そこでJavascriptを使用した発リンク数の調整を行ってみました。
変更前のhtmlタグ
SNSホームページへの変更前のhtmlタグです。
外部への発リンクとしてバッチリ認識されています。
<a href="http://www.twitter.com/burotuku" target="_blank">Follow @burotuku</a>
hiding-link.jsの作成
Javascriptはhtml内に記述する事もできますが、Googleのクローラはhtmlに記述されたJavascript内のリンクについても、通常のaタグ同様の処理を行っているという事です。
(リンクジュースも渡すし、アンカーテキストも評価する)
よってJavascriptの外部ファイル化を行う必要があります。
まず、テキストエディタ等でhiding-link.jsというファイルを作成し、下のJavascriptコードを貼り付けます。
ID(burotuku)・URL(http://www.twitter.com/burotuku)・function名(TwitterFollowMeURL)は任意に変更して下さい。
<!-- window.onload = function(){ TwitterFollowMeURL(); } //--> function TwitterFollowMeURL(){ var ID = "burotuku"; var URL = "http://www.twitter.com/burotuku"; var baseTag = document.getElementById(ID); var link1 = baseTag.firstChild.nodeValue; var aTag = document.createElement("a"); aTag.href = URL; aTag.target = "_blank"; aTag.appendChild(document.createTextNode(link1)); baseTag.replaceChild(aTag, baseTag.firstChild); }
hiding-link.jsのアップロード
FFFTP等のソフトを使用し、hiding-link.jsのアップロードを行います。
アップロード先は下記を参照。
今回は「js」ディレクトリが無かったので新たに作成しました。
http://ブログURL/wp-content/themes/使用テンプレート名/js/
hiding-link.jsへの参照設定
header.phpにhiding-link.jsへの参照を記述します。
下記を参考にしてURLはブログ環境に合わせて変更します。
今回は</head>直前に記述を行いました。
<script type="text/javascript" src="http://blog-making.info/wp-content/themes/elements-of-seo/js/hiding-link.js"></script>
Javascriptリンクの挿入
リンクを挿入したい場所に下のように記述します。
idとアンカーテキストは環境に合わせて変更して下さい。
<span id="burotuku">Follow @burotuku</span>
SEOチェキ!(http://seocheki.net/)でも確認してみます。
SEOチェキ!は誰でも無料で利用できる定番SEOツールです。
きちんと「外部リンク0」になっています。
hiding-link.jsのクロール拒否
hiding-link.js内部が検索エンジンにクロールされないよう、念のためブロックしておきます。
ブロックの設定は、下記1行(URLはブログ環境に合わせる)をrobots.txtに追加すればOKです。
robots.txtの編集は、「WP Robots Txt」等のプラグインで簡単に出来ます。
Disallow: /wp-content/themes/elements-of-seo/js/hiding-link.js
参考URL
GoogleのJavascriptリンクに対する評価については下記URLを参考。
http://support.google.com/webmasters/bin/answer.py?hl=ja&answer=66355
まとめ
Javascriptリンクを使用する事で、リンクジュースの外部への流出を細かくコントロールする事が出来ます。
リンクの集まるトップページでは特に有効だと思います。
ただ訪問者やブログに有用なサイトに対しては、ちゃんと普通のリンクを貼りましょうね^^
Javascriptリンクは参考URLにも記載があるように、それだけではスパム行為ではありませんが、実施については自己責任でお願いします。
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